好きなことを仕事にする
すっごく素敵な響きですよね。
人それぞれ好きなことはあると思うんですけど、それを仕事にできることは純粋に羨ましいなと思います。
就活、転職活動中でも、ずっと考えているんですが、好きなことを仕事にするのは難しいなと感じます。
私は学生時代どうしても出版社に行きたかったですが、それが叶わず、適当に受けた広告会社に行きました。
漫画や小説、雑誌に囲まれて作品を作り出したいという気持ちでした。
今考えると、自分が作品づくりをしたかったのであって、私は編集者に向いてないなと思います。
漫画家さんや作家さんを使って、「編集者である私」を実現させたかったんでしょう。
人を使って自己実現させる痛い人間ですね。
それに気付いた瞬間、趣味で小説書いたりブログで記事を書いたりでオッケーだなと思いました。
自分の文章を書く、自分の物語を書くとかが好きなので、消費者向けのセールスライティングや誰かに向けた文章を書くのは苦手なのかもしれません。
出版社に行けなかったですが、漫画も小説も好きですし、好きな気持ちに変わりはありません。
あーでも漫画や小説に囲まれて仕事してみたい!漫画編集部のごちゃごちゃした感じとかはめちゃくちゃ羨ましくて好き!!
自分の中でも答えがブレブレですね。
好きなことを仕事にするうえで、一番怖いなーと思うのはやりがい搾取です。
前の会社がそうかな?と感じるんですが、デザインが好きでお客様に喜んでいただけるデザインを夜遅くまで残業して仕上げるのが最高の喜びと思わせているような気がしました。
出版社はじめ、広告代理店、映像制作会社などなど大抵のマスコミ業界はそうかなーと感じます。
好きなこと仕事に出来てるんだから遅くまで残ってもいいよな?だってこれ好きなんだろ?頑張れるだろ?みたいな誰から目線の空気。
やりがいを餌にして搾り取れるまで酷使する感じが嫌ですね。
どこでもそうだとは思いますが。
仕事は誰かしらの搾取の上で成り立っているのでしょうか。
今観てるドラマとかも制作会社の方々の残業の賜物かもしれないと思うと有難いような悲しいようなやるせない気持ちになりますね。
営業の仕事はやってて良かったなと思います。まだまだ足りないところがあるので、営業の基礎を固められる会社がいいですね。
絶対向いてはいない職種ですが、意外と楽しく働けてたので、やっぱやってみないと分からないもんですね。
楽しく働けるところ見つかりますように。